明石 藤井質店

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宝石豆知識・宝石の色について

2011.12.27

「色」って一言で表す事が日常では普通ですが、とても奥が深いです。

サファイアの色は?と聞かれると「青色」と表現すると思いますが、

(※今回はブルーサファイアのお話です。実際は赤以外のほぼ全色があります)

濃い、薄い、青紫、ちょっと赤みがあるなど青でも様々です。

今日はその宝石の色について書いてみたいと思います。

 

 

宝石の色は「地色」と言いますが、これはその石がどのように光を吸収するかで決まります。

地球上のどんな素材でも入ってくる光の一部は吸収しています。

その量とスペクトル(理科の実験でプリズムを使った実験覚えてますか?)のどの部分で

吸収が起こるかで、どの光が残って自分の目に見えるのかが決まります。

簡単に言うと、虹色の光が宝石を通過してはね返ってきた色だけが見えてるという事です。

 色は大きく3つの項目に分かれます。

 

【色相】

赤や黄、青、緑などの色味の違いです。

基本的な色相は、赤、オレンジ、黄、緑、青、青紫、赤紫となります。

 

【明度】

色の明るさと暗さの事。

明度スケールは0から10まであります。

0は無色、10が黒となり、1から数値が増えるごとに暗くなります。

例えば、「ピンク」という色は「明度の明るい赤」ということになります。

 

【彩度】

色の鮮やかさや純度の事です。

各色に白や灰、黒などがどの程度混ざっているかによって変わり、

濁りのない純色が、最も 彩度の高い色とされています。

 

 

この3つの項目を用いて宝石の色は表現されています。

他にも特殊効果、変色効果、多色性、ウインドウィング、カラーゾーニングなど

考慮する項目はたくさんありますが、基本は上の3項目になります。

 

 

 

 

では当店のこのサファイアですが比べてみてどうでしょう?

 

左のサファイアは右と比べてややグレイッシュ(灰色がかって)に見えませんか?

灰色っぽく見えるという事は、彩度がやや低いという事です。明度もやや明るいように感じます。

右のサファイアはとても濃い青です。ですが、石が暗いわけでもなく灰色がかってもいません。

こういう色目は評価が高くなります。

 

ですが、この3項目で価値が決まるかというと、決してそうではありません。

これまでは同じ「青」と表現していたサファイアですが、こういう見方をすると面白いですよ。

ご自身のお気に入りの色を探してみて下さい。

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