ダイヤモンドの4Cの一つである「カラー」についてです。
ダイヤモンドの黄色味の違いを評価するのがこのカラーグレイドになります。
等級は「D」から「Z」までのアルファベットで評価されます。
Dは無色透明、Zに近づくにつれて黄色が強くなっていきます。
Zカラーよりもさらに濃い色味やピンク、ブルー、パープル、グリーン、オレンジなどの
ファンシーカラーと呼ばれるものは別評価になります。
一般に「D、E、F」は無色「G、H、I、J」はほぼ無色「K、L、M」は僅かな黄色と区切られます。
この微妙な色調の違いをどうやって見分けるかというと、マスターストーンと言われるすでに
鑑定機関で鑑定済みの石を使います。
カラーの知りたい石のみでの評価も可能ですが、より確実に評価を近づけるにはマスターストーンを使います。
光沢のない白い背景を使い、2つの石を横に並べます。
尖ってる方を上に向けて真横から観察すると分かりやすくなります。
服の色や周りの色が映りこまないようにしてください。
2つの石を並べてみるとその違いが分かります。
ちょうど手元にあった2つの石ですが、一個はDカラーもう一個はHカラーです。
この二つの石を並べてみると。。。
分かりますか?DとHってこんなに違うんですよ。
一個だけではなかなかこの違いが分かりにくいと思います。
このように比較してカラーグレイドを決定していきます。
この検査は拡大もしませんし、器具を使うこともないので一度試してみて下さい。