今回はコンクパールのお話です。コンク真珠と記載されることもあります。
真珠という名前が付くので貝からとれる真珠です。
一見真珠には見えません。見た目はピンク色のサンゴに似ています。
通常よく見られる白や黒、グレーなどの真珠は、アコヤ貝や白蝶貝、黒蝶貝など2枚貝の中で作られます。
このピンク色のコンク真珠はコンク貝というピンク色の巻き貝の中で作られます。
他の真珠との違いは、真珠層がないという事。そして、重量が匁(もんめ)ではなくキャラット表記される事です。
養殖真珠のように人工的に核を貝の中に入れることが出来ないというのも通常の真珠と違う点です。
つまり市場に出ている物はすべて天然という事になりますね。
そしてこのコンクパールの最大の魅力が炎のような火焔模様です。
濃いピンクの地色で、この模様がはっきりと広範囲に出るものが高評価されます。
下の写真は当店の在庫商品です。分かりにくいですが薄いピンクの部分に模様が出ています。
くっきりと全体に火焔模様の出るものはなかなか出会う事は出来ないかと思います。
最近ではこのコンクパール自体が希少な存在になってきているようです。